はじめに
昨年はChatGPTをはじめとした生成AIの威力が、世界中を席巻したことは言うまでもありません。
そして無料で利用できて話題になったChatGPT−3.5から、課金してアップグレードできる桁違いの精度のChatGPT-4が使えるPlusプランの新機能としてGPTsが登場しました。
このGPTs 機能にあるSEO BlogGPTアプリを試してみて、その使い方や実力をメリット・デメリットも踏まえた筆者の正直な感想をお届けします。
ぜひ最後まで読んでみてください!
- AIライティングツールついて興味があり、SEOに強くて自分に合ったツールを探している方。
- ここ最近、多くのAIライティングツールが登場しているものの、もう少しコストを抑えて使えるツールがないか探している方。
- そもそもChatGPT-4のGTPs機能とはいったい何者なんだと思われていた方。
のびノーリ
ChatGPTに課金するか迷っている方など、ぜひ参考にされて下さい!
GPTsについて
ChatGPTの説明は言うまでもないと思いますが、GTPsについてはご存知ない方もいらっしゃると思いますので簡単にご紹介します。
GPTsとは
昨年(2023年)11月にOPEN AIはChatGPTの新機能としてGPTsをリリースしました。
ユーザーそれぞれにタスクやさまざまな目的があってChatGPTを利用していると思いますが、それらのタスクや目的の回答を得るためのプロンプトをあらかじめ設定して、ユーザーが簡単な入力だけで使えるようにアプリ化したGTP群といったイメージになるかと思います。
こちらのアプリは既に世界中で開発が進んでおり、ChatGPTチームで作られたもを含め多くのアプリが公開されています。
GTPsの特徴
GTPsの最大の特徴は自分自身で、比較的簡単にカスタマイズしてオリジナルGTPアプリを作ることができることにあります。
また、作成したオリジナルGTPは他のユーザーとの共有が可能で、設定により共有する範囲を指定することもできます。
さらにAPI接続や外部ファイルの読み込みも可能であるため、外部サービスとの連携や特定データを使ってのGTPも作成ができます。
GTPsの利用料金
このGTPsは無料プランでは利用することができません。
↓下の画像にPlusプランにアップグレードして、💲20/月の課金をすることで使える様になります。
SEO BlogGPTを使うまで
今回は既に公開されているSEO BlogGPTアプリを使ってその実力を試してみることにしました。
SEO BlogGPTを探す
先ずはSEO BlogGPTを選択するステップをご紹介します。
アプリに入力する内容の確認
何から始めたら良いのか分からなかったので、先ずは使い方を確認しました。
↓英語の回答であったため、日本語に変換してもらいました。
指示内容の入力
今回、GTPに作成依頼する記事の主題を「SEO対策」として、↑上の画像にある1〜4の回答を自分で考えました。
- Q.ブログ投稿の主なトピックまたは主題→A.SEO対策
- Q.対象となる読者層→A.ブログ初心者
- Q.記事で取り上げてほしい特定のポイントや質問→A.「SEOとは」、「SEO対策をする理由」、「メリット」、「まとめ」
- Q.SEO目的で含めたいフォーカスキーワード→A.「SEO」、「対策」、「ブログ」
そしてアプリからの質問に回答する形で、↓下の画像のように念のため複数の入力項目については、鉤括弧をつけて入力しました。
SEO BlogGPTのアプトプット
指示を送ったあとに生成されたアプトプットをご覧いただきます。
アウトラインの提案
1枚の画像にまとめることができなかったので、3枚の画像に分割しておりますが、SEO BlogGPTから記事のアウトラインが提案されました。
15項目に及ぶかなりボリューミーな内容になっていることが分かります。
生成記事
今回は↑上の画像にあるように、「そのまま記事を書き進めて下さい」としてアウトプットを指示しました。
すると↓下の画像のようにセクションを区切って記事を生成してくれました。
記事の分量が多いので縮小した画像で読めないと思いますが、しっかりとしたクオリティーのアウトプットになっていることが分かりました。
このようにセクションに区切ってアウトプットしていき、記事の完成に至りました。
アイキャッチ画像生成機能
↓下の画像のように記事が完成すると同時にアイキャッチ画像の生成を提案してくれました。
そしてありがたいことに、この記事においてSEO最適化された画像を生成するプロンプトもGTPサイドで考えてくれて、画像を生成してくれました。
完成記事
完成した記事については分量が多いことと、かなりのクオリティーであったため、あまり手と加えずに別の記事にまとめました。
また、アイキャッチはこのアプリで生成された画像をベースにして作成しております。
↓この完成記事の内容にご興味がある方はこちらから読まれて下さい。
感想
正直このアプリを使ってみるまでは、ここまでのクオリティーを期待していませんでした。
筆者もさまざまなAIライティングツールを使用してきましたが、記事のボリュームやクオリティー自体はまったく問題ないと思いました。
アウトプットを一発で生成するのではなく、セクションに区切って生成する都度にこの内容で良いかどうかの確認がGTPから入るので、かなり柔軟に自分の意図する文章へとアレンジができるのではないかと思われました。
筆者が感じたメリット・デメリットについては下記の通りです。
メリット
- 数多のAIライティングツールと比較すると比較的安価で利用できるアプリである。
- さすがにAIエンジンがChatGPT−4であることから、アウトプットのクオリティーが高い。
- 指示内容を調整することで、柔軟にアプトプットを変更しやすい。
デメリット
- SEOのセッティングにおいて、キーワードの検索ボリュームなどを検討できない。
- 同様に関連キーワードの選定などを含めた記事構成のアシスト機能はない。
- 無料で試せないのが残念。
まとめ
今回紹介したGPTsアプリのSEO BlogGPTはPlusプラン(課金プラン)でしか使えない機能になりますが、ChatGPT−4はさまざまな使い勝手で活躍できるツールになります。
また、今回は詳しく触れておりませんが、GPTsの機能にはカスタマイズしたGPTを自前で作れる機能もあります。
そういったこともあり、筆者は課金プランでChatGPTを利用しており、このサービスは現在の価格で約3,000円/月で使えるので、大変おすすめしたいところです。
ただ、ブログ用途にのみAIツールを使いたいといったことであれば、他のAIライティングツールも検討されることをおすすめします。
↓こちらの記事がご参考になれば幸いです。
のびノーリ
GPTsの可能性は今後大きく広がると思います!
ただ、そもそもAIを上手に使いこなすためにもITやWebに関する勉強は欠かせません。
↓特にWebスキルについて筆者も学んだおすすめの学習環境はこちらの記事を参考にされてください!
ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう!